#2. デニムの語源と綾織について

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こんにちは!

 

 

今回は「デニム」の語源について!

 

 

デニムってことばはどこから来ているか知っていましたか?

 

 

ジーパンといえばリーバイス=アメリカが有名ですが、
実がデニムの名前の語源は《フランス》からなんです。

 

 

フランス南部は温暖な気候であり、
19世紀には綿花などの栽培も行われておりました。

 

 

その中でも港町「ニーム」地方がちょうど
日本でいう瀬戸内のような
温暖な気候や立地条件で織物の生産地として有名だったそうです。
綾織で織った織物のことを「セルジュ(Serge)」※英語だとサージ
と呼んでいて、

 

 

ニーム産のサージ
Serge de Nimes

 

 

 

これが英語圏で取引されるようになると
略して「デ・ニーム」
これがさらに変化して現在の「デニム(Denim)」という呼ばれ方になったようです。

 

 

 

語源については何となくわかっていただけたかと思いますが、
「綾織(あやおり)」ってなんだと思った方も多いと思います。

 

 

 

 

ついでに今回はこの「綾織(あやおり)」についても説明していこうと思います。

●綾織組織とは…

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ヨコ糸が2本のタテ糸の中に沈み、
1本のタテ糸の上に浮くという
流れを繰り返す織り方です。

 

 

このためヨコ糸が2本ごとに浮いてきますので
白い点が織物の表面に現れます。

 

 

皆様がこの生地は「デニム」だと直感で感じるのは
この織り方によるためです。

 

 

上記の図の場合は白い糸部分が「右上がり」になっているので「右綾」と呼ばれます。

 

 

また左上がりに織られたものを「左綾」と呼びます。

 

 

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何で2種類あるんだ!!!!!!!

 

 

というところですが、

糸は「撚(よ)り」に関係してきます。

 

 

 

糸の撚って作られますが、
そのときに普通は「左撚り」で作られます。

 

 

 

糸の撚りと綾目の方向の相性により、

 

 

・右綾で織ると緩みが生じます。
→それによりざっくりとした印象になります。

 

 

・左綾で織ると糸の撚りが閉まります。
→それにより綾目が目立ち
表面がフラットになり、光沢感やソフト感が生まれます。
あたりはハッキリとした縦落ちになります。

 

 

デニムの専門誌なんかを読むと
デニムのブランド(型)ごとに「右綾」「左綾」の表記が
されているものもあります。

 

 

デニムって本当に深いですね…

 

 

ちなみに当店の各モデルの綾目は下記のようになっています。

 

 

ペルー綿7ozデニムスーツ「SORA」
→右綾

 

ギザ綿8ozデニムスーツ「KORAKU」
→右綾

 

9ozクロキデニムスーツ「ICHIYOU」
→左綾

 

10ozクロキデニムスーツ「LIN」
→右綾

 

12ozセルビッチデニムスーツ「GENTE」
→右綾

 

 

最後に織り方をもう一つ「平織」のご紹介です!

 

 

●平織組織とは

また別の織り方で有名なのは「平織(ひらおり)」です。

こちらはたて糸とよこ糸が1本ずつ交互に上下に浮沈しながら交錯するものです。

平織が織組織としては最も頑丈です。

その分風合いは硬くなります。

 

 

 

それではまだ次回お会いしましょー!!