反応染料?硫化染料?色落ちしないデニムとは!

WHAT'S DENIM

Denewでも人気の高い色落ちしないデニムシリーズ。
白シャツでもOKなので、ビジネス用でお作りになるも多いです!

ところで、なぜ色落ちしないでしょうか。
そもそもデニムって色落ちするものなのでは・・と不思議に思う方もいるかと思います。
今回は色落ちしないデニムに関してクローズアップいたします!

■そもそもデニムとは・・
デニムとは「インディゴ染めの太い綿糸(経糸)と未晒糸や晒糸(緯糸)で綾織りした厚地の織物」と定義されています。
色落しないデニムは反応染料や硫化染料などインディゴとは異なる染料を使用するので、定義の面では厳密にはデニムとは異なる生地になります。
また、デニムは「先染め」の生地となり、糸の状態で綿にインディゴで着色してから綾織した織物となります。
一方でカラーデニムなど硫化染料を用いる場合は、生地を織り上げてから着色する「後染め」の手法が用いられることもあるようです。

■デニムが色落ちしやすい理由
色落ちしないデニムの話に入る前に、なぜデニムは他の生地と異なり色落ちしやすいのでしょうか?!
藍から抽出されたインディゴ染料は繊維への定着力が低く、摩擦や水に弱い特徴があります。
粒子が大きいため、糸の表面にかさぶた上に重なってしまうため、物理的に剝がれやすいといわれています。
この繊維への堅牢度が低いため、逆に色の変化を楽しむことができます!

■安価で発色に優れた「硫化染料」
では色落ちしないデニムではどういった染料が用いられるのでしょうか??
もともとは「硫化染料」が主流でした。染料に硫黄原子を含む染料で、硫化ナトリウムを加えたアルカリ性還元浴で染めます。藍染などと同様に、染液から出したあと空気に触れて酸化して発色する性質を持っています。
安価、黒や紺などの濃色系の染色に優れているのでカラーデニムなどにも広く使用されてきました!
ですが、色の範囲が狭い、近年では公害規制などの理由から近年は他の染料(特に反応染料)に置き換わってきています。

■耐久力に優れたげ現在主流の「反応染料」
「反応染料」は繊維と塗料が化学反応により共有結合をつくることで染着するので、とても耐久力に優れています。
鮮やかで発色も良く、色の幅が広いので近年では染色工場でもっとも使用される染料のひとつです。
化学反応を用いて着色を行うため染色の条件を厳密に守らないとうまく反応せず、知識と経験が要する染色法です。
色の変化がしにくい分、洗い加工やブリーチなど染色後色を変化させることに不向きです。

■Denewの反応染の人気スーツ3選
・6.5oz色落ちしないデニム濃厚


6.5ozとかなり軽く着心地の良いデニムです。
ビジネス用でお求めになる方が多いです!
適度なムラ感が特徴の色落ちしないデニムです!

・10oz色落ちしないデニム濃紺

こちらは10ozの濃紺の色落ちしないデニムです。
オレンジステッチと合わせ、カジュアルな雰囲気に仕上げています。
やや厚めのデニムがお好きな方にオススメです!

・10oz色落ちしないデニム紺


インディゴとはまた違う、紺色が美しい反応染料のデニムです。
横糸のさらし糸のムラ感のバランスが絶妙です。

■最後に
デニムといえば「経年変化」が楽しみの一つですが、その常識を覆した色落ちしないデニム。
色落ちしないデニムはDenewで根強い人気があり、「ずっと綺麗なままで着られる」というところがビジネス用などで支持されています!
メーカーさんの努力により、日々新しい生地が出てきています!
色落ちしないデニムも、ラインナップを更に充実さえられたらと思います!

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